三嶺 2ヶ月ぶりのカンカケ谷から気持ちよい夏の頂へ | |||||||
■剣山地 (さんれい・みうね 1893.4m)■2010年7月19日■日帰り■ | |||||||
行 程 | ■日帰り(大栃~三嶺~大栃) | ||||||
日帰り | 光石登山口~堂床~八丁~お亀岩~西熊山~三嶺~カヤハゲ~さおりが原~西熊林道ゲート~光石登山口 | 【光石登山口】07:53→【旧堂床小屋】08:12→【八丁】08:29/08:35→【お亀岩避難小屋】10:26/10:31→【お亀岩】10:34→【西熊山】10:57→【三嶺】11:53→【三嶺ヒュッテ】12:07(昼食)/13:00→【三嶺】13:21→【カヤハゲ】14:02→【さおりが原分岐】14:49→【さおりが原】15:04/15:12→【西熊林道ゲート】15:45→【光石登山口】15:52 | |||||
今週は、三嶺か天狗塚が少し迷ったがやはり三嶺へ。お気に入りのカンカケ谷から西熊山のなだらかなトレイルを大気を感じながら歩く。視界を遮るガスも心地よい。 | |||||||
コースタイム | |||||||
登り | 4時間14分 | ||||||
下り | 2時間31分 | ||||||
計 | 6時間45分 | ||||||
コース距離(水平) | 7時53分、光石登山口を出発。堂床野営場、さおりが原への分岐、旧堂床小屋、綱附森への分岐を通過し、八丁には8時29分着。 | ||||||
17.2㎞ | |||||||
累積標高差 | |||||||
+1474.4 -1374.4 | |||||||
メンバー | |||||||
Aさん、自分 | 八丁小屋で一休み。 ここからはルートを左に取る。右へ下るとフスベヨリ谷を経て三嶺へ。 | ||||||
天気 | |||||||
曇り時々晴れ | |||||||
登山道がカンカケ谷に出合うあたりは、7月の豪雨で倒木や崩土があり、荒れている。危険というほどでもないが慎重に! | |||||||
ヒキガエルを発見!激写!ぜんぜん逃げようとしない。 唯一の渡渉点は滑って谷にはまらないように慎重に渡る。 |
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いつもは涸れている小さな沢も大雨でかなりの水が出たようだ。 この日、偶然にも同じエリアをホームトレイルとする「million films」のゆきねえにお会いすることができた! |
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幹の根本あたりから小さな幹?がほうきのように伸びるカツラ(桂)は山地の渓流沿いを好む。シシガミの森に、なにか癒されるものを感じる。 | |||||||
人間の手の入っていない、太古の照葉樹林「シシ神の森」はごく少なくなり、まとまったものは限られた地域に残されているのみで、「コダマ」もすっかり見かけなくなったが、近頃、三嶺山系では若いシシ神が悪さをして困る。 | |||||||
ガスがかかり、いい雰囲気のお亀岩南東斜面。 ヤマブキショウマ(山吹升麻)が花を咲かせている。 |
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お亀岩避難小屋の様子を確認。建物そのものは特に問題なく、きれいに使われている。 | |||||||
お亀岩到着は、10時34分。今日は少しペースが遅いかな。 ホソバシュロソウ(細葉棕櫚草)やイブキトラノオ(伊吹虎の尾)が咲き始めた。 |
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お亀岩から西熊山にかけても、稜線付近にコメツツジが多い。 | |||||||
10時57分、西熊山へ。ガスのかかった高原的な雰囲気もいい感じ。 | |||||||
なだらかな稜線のトレイルを三嶺山頂に向かって東へと進む。 | |||||||
山頂到着は、11時53分。気温は、21℃で下界と比べるととても涼しい。下りたくない! | |||||||
岩場咲いていたイワキンバイ(岩金梅)は、バラ科キジムシロ属の多年草。高山型のミヤマキンバイによく似ているが、葉が3小葉で茎に付いているので識別できる。 | |||||||
名頃からのコースを上る登山者が見える。汗をかいたのでのどが渇いた。ヒュッテでランチタイム(^_^)! | |||||||
頑張って登ったご褒美に、青空が広がった気持ちのいい三嶺!夏山!万歳! | |||||||
ここの笹は絶対食うな!シシ神!なんとかしてくれ! | |||||||
ゆるやかな笹原のスロープを、山頂へと引き返す。 | |||||||
いい感じ、なんだけどやはり笹が食べられているのが目に付いてしまう(T_T)。 | |||||||
山頂からのアオザレは、ガスってかっこよい。夏を感じさせる。 | |||||||
山頂から剣山、次郎笈方面を望む。 | |||||||
山頂からカヤハゲ方面に少しくだって西熊山を望む。右は尾根から南東の斜面、食害が進んでいるのが分かる。 | |||||||
ベニドウダン(紅満天星)は本州から四国、九州の山地の岩尾根に生える。カヤハゲまでに要した時間は41分。黄色の花は? | |||||||
頭上にみごとな枝を伸ばすブナ(?)の大木。灰色っぽい樹皮には地衣類などがくっついて、模様ができる。 | |||||||
クサハツ(臭初)は、夏~秋に針・広葉樹林で 発生する。辛味と不快臭がある【毒】。 |
テングタケに似た黒いキノコは? | ||||||
ガンタケ(雁茸)は、夏~秋に針・広葉樹林内で 発生する。生食はダメ。テングタケに似ている。 |
袋は見えないが、フクロツルタケ【毒】の出始めか? | ||||||
15時04分には、さおりが原まで下山。バイケイソウが終わった広場には草がほとんどない。 | |||||||
さおりが原を流れる沢も水が多い時期だ。ちょっと気になる幹に穴のある木から覗いてみたらこんな感じ! | |||||||
7月の豪雨による山腹崩壊と倒木により、長笹谷の仮設橋が壊れそう。倒木を取り除かないと、次の雨で橋もろとも流されるかも。 | |||||||
左岸に渡り林道に出ると、崩れかけた岩のトンネルの上部に迂回路がある。右端は迂回路と林道(林道起点側)。 | |||||||
林道を20分ほど歩くとゲートがあり、ここから再び登山道に入り、10分ほど下ると光石登山口ゴール! | |||||||
【今回のコース(クリックで拡大)】 | |||||||
【垂直プロファイル】 | |||||||
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