三嶺 春の息吹を感じるカンカケ谷を登り、西熊山からさおりが原へと稜線歩きを満喫!
剣山地 (さんれい・みうね 1893.4m)2010年5月2日日帰り
    
行  程 ■1日目
    1日目 大栃〜光石登山口〜八丁〜お亀岩〜西熊山〜三嶺〜カヤハゲ〜さおりが原〜西熊林道〜光石登山口〜大栃 【大栃】06:57→【光石登山口】07:48/07:54→【八丁】08:31/08:35→【カンカケ谷渡渉点】09:03→【お亀岩避難小屋】10:10/10:18→【お亀岩】10:21→【西熊山】10:50/10:55→【三嶺】11:53(昼食)12:45→【三嶺ヒュッテ】12:54/13:01→【三嶺】13:11/13:15→【カヤハゲ】13:52/14:12→【さおりが原分岐】14:51→【ケヤキザコ分岐】14:54→【さおりが原】15:13/15:33→【西熊林道】15:44→【西熊林道ゲート】16:19→【光石登山口】16:25→【大栃】
今回は沢沿いのルートとさおりが原をセットに光石登山口からの周回コースを歩いた。元気なメンバーなので何の心配も要らない?
コースタイム
登り 3時間59分
下り 3時間10分
7時間09分
コース距離(水平)
17.31q (光石登山口〜三嶺〜光石登山口)
    八町までに見かけた植物、シコクテンナンショウ、ヤブツバキと初めてみるシャグマアミガサタケ。もちろん毒キノコである。食いしん坊の僕でもゲットしたくない。しかし、フィンランドでは毒を抜いて食べるそうだ。
 
累積標高差
+1474.4  -1374.4
メンバー
Aさん、Nさん、自分
天気 8時34分に八丁ヒュッテ到着し小屋の中を確認したりして一服。ここを左に取るとカンカケ谷に沿ってお亀岩へ、右に下るとフスベヨリ谷へ。
晴れ
八丁から15分ほどでカンカケ谷と出合う。谷と出合った辺りの登山道が痩せていて少し歩きづらいがお助けロープも張られているので心配ない。
カンカケ谷に降りて少し歩くと渡渉点(右奥)がある。
登山道は谷から離れて小さな沢に沿って高度を上げていく。
小さな沢の間を上り詰めた辺りに最初の水場がある。休憩場所にもちょうど良い。水量は豊富で生水はどうかと思うが自分はいつも一口いただいている。調理などに水が必要な場合、もっと上のお亀岩避難小屋直下の水場のほうが楽だ。
(シロバナネコノメソウ) (セントウソウ) (ユリワサビ)
最初の水場から20分程度でお亀小屋の水場に着く。この水場は雪に埋まっている一時期を除き年中涸れることはない。お亀小屋には日記帳もあり感想などいろいろ書かれていて面白い。
天狗峠をバックに笹原を歩く。気持ちよい稜線山歩だ。
お亀岩から西熊山まではゆっくり30分程度、登山道にショウジョウバカマが小さな花を咲かせていた。
大タオと呼ばれる鞍部付近からの三嶺(中央右のピーク)。この位置からのアングルも良い。
登山道の直ぐ横にヤマネコヤナギの花が咲き、足に花粉をつけたミツバチが群れていた。山頂まで間もなくだ。
この日の三嶺はゴールデンウイーク真っ只中ということもあり大勢の登山者で賑わっていた。記念撮影は順番待ちの状況だった。
山頂から西の西熊山、天狗塚へ続く稜線、今日は筒上山や手箱山、石鎚山系など西方の山々は霞んでいる。
13時16分下山開始。カヤハゲ方面に向けて鎖のあるガレ場を下る。カヤハゲへは45分程度の行程。
さおりが原までもうすぐのところでハプニング発生!よくあることだがメンバーの靴底がはがれてしまった。登山道に落ちている靴底を時々見かけるが、数年使っていない新品同様の靴ほどあてにならないものはない。日程も終盤なのでとりあえず細引きで縛って下山。
15時13分さおりが原に到着。以前はさおりが原を覆っていた植物も鹿の食害で大幅に減少、生き生きとしているのはバイケイソウばかりだ。
イヌザクラの大木、横に立つと大きさが分かる。
長笹谷 タチツボスミレ タチツボスミレ
トサノミツバツツジ マツバスミレ
長笹谷の以前の橋は台風災害で流され、現在仮設の橋が架かっている。登山道や林道沿いにスミレやツツジが咲いていた。
光石登山口 西熊林道に出て直ぐに岩をくりぬいたトンネルがあるが、一応通行禁止なので迂回路を通る。林道を30分ほど歩くと林道入り口のゲートだ。ゲート前にも数台の駐車スペースがあり、さおりが原・韮生越方面へのアプローチに利用できる。トイレの横から登山道を下れば10分弱で光石登山口にゴール。
三嶺コース
【今回のコース(クリックで拡大)】
三嶺垂直プロファイル
【垂直プロファイル】
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