爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳〜五竜岳〜唐松岳 後立山の稜線歩きを満喫 | |||||||
■北アルプス■2008年8月8日〜12日■4泊5日■ | |||||||
行 程 | ■1日目 | ||||||
1日目 | 土佐山田〜南国〜岡山〜京都南〜養老SA | 【土佐山田】→【南国IC】(高知自動車道)→【川之江JCT】(高松自動車道)→【坂出JCT】(高松自動車道/坂出支線)→【坂出】(瀬戸中央自動車道)→【早島】(山陽自動車道/倉敷早島支線)→【倉敷JCT】(山陽自動車道)→【岡山】(山陽自動車道)→【神戸JCT】(中国自動車道)→【吹田JCT】(名神高速道)→【京都南】(名神高速道)→【養老SA】 | |||||
2日目 | 養老SA〜豊科〜大町〜扇沢〜種池山荘テント場 | ||||||
3日目 | 種池山荘テント場〜爺ヶ岳〜(冷池山荘)〜布引山〜鹿島槍ヶ岳〜八峰キレット〜(キレット小屋)〜五竜岳〜五竜山荘テント場 | 南国インターから高知自動車道に乗り高知・高松・瀬戸中央・山陽・中国・名神を経由、養老SAで仮眠。 | |||||
■2日目 | |||||||
【養老SA】(名神自動車道)→【小牧JCT】(中央自動車道)→【梓川SA】→【豊科IC】→【大町】→【扇沢】09:16→【種池山荘前】13:25 | |||||||
4日目 | 五竜山荘テント場〜白岳〜大黒岳〜(唐松岳頂上山荘)〜唐松岳〜八方尾根〜白馬 | 養老SAを出て小牧JCTから中央道、岡谷JCTから長野道へ。梓川SA内のコンビニで朝、昼の食料と非常食?を買い込んだ。 豊科ICで高速をおりて国道147号を大町へ。大町からは県道45号を立山黒部アルペンルートの長野側の起点、扇沢へ向かう。登山口に近い駐車場で荷物を整え代行業者を待つ。 |
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5日目 | 松本〜名古屋〜岡山〜土佐山田 | 立山黒部アルペンルートの長野側玄関口、扇沢登山口の駐車場は、土曜日なので当然だがほぼ満車。静かな山旅とはいかないようだ。 | |||||
コースタイム | |||||||
1日目 | なし | ||||||
2日目 | 4時間09分 | ||||||
3日目 | 12時間03分 | ||||||
4日目 | 10時間31分 | ||||||
5日目 | なし | ||||||
計 | 30時間05分 | ||||||
コース距離 | |||||||
未計算q (扇沢〜爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳〜八峰キレット〜五竜岳〜唐松岳〜八方尾根〜白馬) | しかし次の日、賑やかなのは爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳までだということが判明する。鹿島槍を過ぎると日曜日なのに人がいなくなる。 | ||||||
累積標高差 | |||||||
***未計算*** | |||||||
メンバー | |||||||
KTさん・自分 | |||||||
天気 | |||||||
晴れ | |||||||
柏原新道から扇沢のバスターミナルとアルペンルートの駐車場を見下ろす。中央奥に針ノ木岳やスバリ岳も見えている。 | |||||||
扇沢の支流、奥小沢の雪渓と後立山の稜線が目の前に迫る。尾根からは立山連峰が一望できるはずだ。 | |||||||
高山植物も出迎えてくれて快適な登りと言いたい所だが、寝不足と脱水でグロッキー。テンション少し下がり気味。鍛え方が足らんのだ! | |||||||
種池山荘に到着になんとか到着、山荘前は大勢の登山者で賑わっていた。 | |||||||
受付とテントの設営を済ませて、周辺をお山歩。初めて眺める鹿島槍ヶ岳と爺ヶ岳にテンション少し回復。 | |||||||
テント場の様子、自分たちのテント側(写真を撮っている方)にも横並びに張られている。今日は疲れで体がアルコールを要求しない。こんなことでは山など登れない。明日からどうしたらよいのだ!? | |||||||
▲上へ | ■3日目 | ||||||
【種池山荘テント場】04:26→【爺ヶ岳】04:54→【爺ヶ岳中峰】05:40→【冷池乗越】06:23→【冷池山荘】06:45/06:55→【布引山】08:09/08:20→【鹿島槍ヶ岳(北峰)】09:15/09:26→1【八峰キレット】11:16→【キレット小屋】11:29/11:50→【】11:15/11:20→【口ノ沢のコル】12:38→【】12:50-13:10→【五竜岳】15:48/15:52→【五竜岳山荘テント場】16:33 | |||||||
前日の脱水は、うそのように回復したようだ。とにかくお天道様が顔を出す前に爺ヶ岳の山頂に着かなくてはならない。Tさんに「別人28号だ」と言われながらガンガン登る。 | |||||||
ばら色に染まる空に北峰にガスがかかり荘厳な雰囲気の鹿島槍ヶ岳(04時46分撮影)。テンション急上昇! | |||||||
水平線が赤く染まり、爺ヶ岳南峰の右からご来光が登り始める。日の出はいつ見ても感動的だ! | |||||||
(爺ヶ岳南峰) | (ヤマホタルブクロ) | (冷池乗越の道標) | |||||
冷池乗越から見る鹿島槍ヶ岳、つり尾根の両端に北峰と南峰が対峙する。りっぱな山容だ。 | |||||||
冷池山荘には6時45分到着、水を補給して一休み。布引山(岳)と鹿島槍ヶ岳をバックに記念撮影。 | |||||||
冷池のテン場は、山荘から鹿島槍ヶ岳よりに5分ほど登った地点にある。ちょっと離れているのが難点だが、眺望という点では抜群のロケーションだ。黒部峡谷をはさんで屹立する立山・剱の稜線が美しい! | |||||||
双耳峰の鹿島槍ヶ岳と手前に布引山、この位置からだと3つのピークがあるように見える。前衛の布引山周辺にはお花畑が点在する。 | |||||||
布引山で一服、剱岳の勇姿にしばしウットリ。長次郎雪渓もくっきりと見える。今年は残雪が多いようだ。登山道の横にはトウヤクリンドウが咲いている。 | |||||||
後立山の盟主と呼ばれる鹿島槍ヶ岳も目前に迫ってきた。手前が最高点の南峰(2,889m)、奥が北峰(2,842m)。 | |||||||
9時15分、鹿島槍ヶ岳に到着。数人の登山者がザックをおろし、目の前に広がる大パノラマを楽しんでいる。 ほとんどの人が、腰に手をやり西方(剱岳・立山方面)を眺めているようだ。 手前は学生4人のグループ。少し話を聞いてみると、くつろぐ男子の手前で記録を付けている女子がリーダーのようだ。 彼女のザックはなかなか大きい。テント泊でも軽量化を追及している我々のザックが子どもサイズに見える。 北に目を転じると稜線に雲湧く五竜岳が迫る・・・といってもまだかなり距離がある・・・ 今日の目的地は、五竜を向こう側(北)に下ったテント場だ。 |
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夏雲の五竜岳!なかなかかっこいい! | |||||||
(吊尾根の雪田) | (吊尾根の道標) | (通ってきた吊尾根) | |||||
鹿島槍から続く尾根道は、八峰キレットにさしかかる。この辺りが核心部と思われる場所だが、特に問題なくスタスタ通ることができる。左は進行方向に向かって棚のような登山道を見たところで、右はその登山道から下をのぞいたところ。 | |||||||
八峰キレットを過ぎると、眼科にキレット小屋が見えてくる。このルートを縦走する登山者には、ありがたい存在だが、よくこんな所に立てたものだなあと感心もし、営業的に成り立つのかなあと心配もする。鹿島槍ヶ岳までと、唐五竜岳までは登山者も多いが、鹿島槍〜五竜の間は登山者もまばら。 | |||||||
キレット小屋で一休みして、再び歩き始めると鎖のある岩場が待っている。 | |||||||
傾斜は緩く危険はない。鎖は使わなくても大丈夫。 | |||||||
五竜岳に続く稜線、東からガスが湧いてきた。 | |||||||
登山者は少なく、静かな山歩きができる。 | |||||||
よく分からないけど、あれがG5?? | |||||||
ミヤマホツツジ | カライトソウ | チシマギキョウ | |||||
シコタンソウ | ライチョウ | タカネシオガマ | |||||
チャボヤハズトウヒレン | ミヤマウイキョウ | タカネマツムシソウ | |||||
最後の急登を登る。タイツをはいた元気な若者が追い抜いていった。 | |||||||
種池のテント場を出発してから約11時間後の15時48分に五竜岳山頂に到着。 この間の撮影枚数は、ご来光から始まって約600枚。機材は1Ds Mk3にEF28-300L IS。それにしても重い・・・。記念撮影をお願いするのも申し訳ないところだ。 |
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五竜山荘への下山路もちょっとした岩場になっている。 | |||||||
五竜岳から五竜山荘まで40分近く要した。結構離れている。 | |||||||
五竜山荘横のテント場に着いた。登山者で賑わう山荘前ではカレーライスのいいにおいがしていた。 | |||||||
テント場から見た月、明日も天気はよさそうだ! | |||||||
▲上へ | ■4日目 | ||||||
【五竜山荘テント場】06:20→【白岳】07:00→【大黒岳】07:20/08:05→【牛首】09:45/10:25(パノラマコース)→【唐松岳頂上山荘】11:05/11:20→【唐松岳】11:49/12:10→【唐松岳頂上山荘】12:20/12:30→【丸山ケルン】13:00→【八方池】13:40/13:45→【】14:20→【】14:25/14:50→【八方尾根ゴンドラリフト兎平駅】15:30/15:40→【八方尾根ゴンドラリフト八方駅P】15:30/15:40→【白馬】16:20/16:30→【みみずくの湯】17:00/17:10→【松本】 | |||||||
雲海に浮かぶ幻想的なご来光と朝日を浴びて赤く染まる五竜岳。 | |||||||
白岳(2,541m)の遠見尾根分岐付近から唐松岳(左2695.8m)と牛首(右)を望む。まだかなりのアップダウンが待っている。 | |||||||
同じく遠見尾根分岐から五竜岳を振り返る。遠く滝雲の向こうに鹿島槍ヶ岳の双耳峰が顔を出す。 | |||||||
名前の由来になった実に朝露が光るチングルマ。花が終わっても実と紅葉が楽しめる。東谷山尾根の向こうに剱岳も見えてきた。 | |||||||
大黒岳(2,393m)付近からの五竜岳。手前はピーク2384から黒部川支流の餓鬼谷に下る尾根。 | |||||||
大黒岳からピーク2511を抜け牛首にかけては、岩場が連続する。 | |||||||
牛首の岩場を登る。唐松岳が近づいてきた。 | |||||||
牛首を通過すると目前に唐松岳頂上山荘が現れる。山荘前にザックをデポして山頂に向かう。小屋の前を通過して稜線を西北西に500mで唐松岳山頂だ。唐松岳は、小ぶりですっきりしているがこれといった特徴はない。北アルプスの中では手軽に登ることのできる山の一つだ。 | |||||||
北方に不帰嶮から不帰キレット、白馬鑓ヶ岳を望む。いつかは、この続きを・・・ということで八方尾根を白馬村に向け下山する。八方尾根には様々な高山植物が咲いていた。 | |||||||
タカネマツムシソウ | タカネナデシコ | ニッコウキスゲ | |||||
シロバナハクサンシャジン | ミヤマアズマギク | オオバギボウシ | |||||
白馬三山(*1)のビューポイント、八方池はロープウェイとリフトを乗り継いで手軽に登ってこられるので一般の観光客が多い。ザックを背負った登山者はここでは少数派。(*1 白馬鑓ヶ岳2,903m、杓子岳2,812m、白馬岳2,932m) | |||||||
クワッドリフト1本はパスしたが、ここを歩いて下るのもばかばかしいので2本目のクワッドリフトとゴンドラリフト「アダム」を乗り継ぎ下山する。 | |||||||
リフトに乗る前に代行さんに下山予定時間を連絡、車はゴンドラリフトの八方駅について間もなく回送されて来た。下山後、最初のお楽しみは「温泉」、車で白馬駅近くの白馬八方温泉「みみずくの湯」に移動して汗を流した。温泉の後は松本方面へ移動途中の蕎麦屋に寄って昼食をしたためた。我々には似合わない上品な店だったが名前は忘れてしまった。 夜はなんと言っても最大のお楽しみの生ビール。松本市内で登山者がよく利用するという居酒屋で乾杯! |
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▲上へ | ■5日目 | ||||||
【松本】07:00(長野自動車道)→【岡谷JCT】(中央自動車道)→【土岐JCT】(中央自動車道)→【小牧JCT】(名神高速道)→【一宮JCT】(名神高速道)→【吹田JCT】(中国自動車道)→【神戸JCT】(山陽自動車道)→【岡山】(山陽自動車道)→【倉敷JCT】(山陽自動車道/倉敷早島支線)→【早島】(瀬戸中央自動車道)→【坂出】(高松自動車道/坂出支線)【坂出JCT】(高松自動車道)→【川之江JCT】(高知自動車道)→【南国IC】→【土佐山田】17:30 | |||||||
【今回のコース(クリックで拡大)】 | |||||||
【垂直プロファイル】 | |||||||
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