石鎚山(東稜・南尖峰フェース) テント泊でプチクライミングを楽しむ!? | |||||||
■石鎚山系 (いしづちさん 1982m)■2008年8月18日〜19日■1泊2日■ | |||||||
行 程 | ■1日目 | ||||||
1日目 | 土佐山田〜いの〜越裏門〜よさこい峠〜土小屋 | 【南国IC】(高知自動車道)→【いのIC】(国道33号・194号/県道40号)→【越裏門】(県道40号)→【よさこい峠】(瓶ヶ森林道)→【土小屋(泊)】 | |||||
2日目 | 土小屋〜東稜基部〜墓場尾根・南尖峰フェース〜天狗岳〜弥山〜東稜基部〜土小屋〜 | 高知自動車道を「いのIC」で降りてコンビニで食料を買い込み(もちろん飲み物も)、国道、県道、林道を乗り継いで土小屋へ。 すっかり暗くなった駐車場の東屋の傍にテントを設営する。翌日の朝までは雨のようだが東屋をありがたく利用させていただき夕食と酒盛り***。翌日の行程は長くないが初心者向けとはいえ一応岩登りなので早めに就寝。 |
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コースタイム | ■2日目 | ||||||
行き | 4時間09分 | 【土小屋】06:58→【東稜基部】07:52→【東稜上部】08:55→【南尖峰フェース基部】09:02→【天狗岳】11:55→【弥山】12:01/12:55→【東稜基部】→【土小屋】14:08(石鎚スカイライン/国道494号/県道12号・212号)→【美川】(国道33号)→【いの】(高知自動車道)→【南国IC】 | |||||
帰り | 1時間13分 | ||||||
計 | 5時間22分 | ||||||
コース距離 | 雨の中、テントを撤収し6時58分土小屋を出発。早く晴れないかな。 7時52分、東稜基部に到着。一休みして東稜へ向かう。 |
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9.5q (土小屋〜石鎚山〜土小屋) | |||||||
累積標高差 | |||||||
未計算 | |||||||
メンバー | |||||||
Yさん・Tさん・自分 | |||||||
天気 | |||||||
雨のち晴れ | |||||||
土小屋から55分で東稜基部に到着。ここから通常の登山道を右に分け、左の藪のほうへ入る。東稜は登山地図では点線になっているが、登山経験者なら十分歩行可能。 | |||||||
「通っちゃダメ」って書いて あるよ! |
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雨なのでちょっとうるさいが、我々3人は行動中にスパッツとレインカバーを使ったことがない。このルートは花もいろいろ咲いていて楽しめる。三嶺ほど多くはないがコメツツジも咲いていて感動! | |||||||
(ツクシシャクナゲ) | (コメツツジ) | ||||||
急峻な登山道と岩場が続く面白いルート。 | |||||||
クロヅルの咲いている岩場を登りきると天狗岳東の東稜上部に出る。 | |||||||
シコクイチゲが咲く東稜上部から怪しいところを下りだした。東稜から南に下る尾根が墓場尾根と呼ばれ、名前のごとく墓石のような角ばった岩が林立している。その上部のでかい岩峰を南尖峰と言うようだ。墓場尾根の周辺は紅葉がすごいらしい。 | |||||||
大砲岩と呼ばれる岩の西側へ着いた。この壁が南尖峰フェースと呼ばれる岩のようだ。勾配は60度といったところか?しかし上部はもう少しきついようだ。これでも転げるとただではすまんだろうねえ(^^;)。 | |||||||
準備中・・・、右上の出っ張った岩が大砲岩。この日はブヨの多さに悩まされた。こいつらどこで湧いてくるの(>_<)? | |||||||
Y隊長が登りはじめた。自分たちはしばらく待機。上のほうまで行くとガスってよく見えないよ〜 | |||||||
天候が回復したので背後の面河渓源流の森がよく見えるようになった。待機場所の下も急峻な岩場だ。 | |||||||
Y隊長が新しいRCCボルトを打っているようだ。次は自分が登る番だが晴れたので岩が乾いてよかった。しかし上部は右から相変わらずガスが昇ってきている・・・・・・・(^^;) | |||||||
斜面を登り上部のオーバーハング気味の岩の下に着いて確保する。左の写真のロープが見えなる辺りの右側になんとか二人が立てるくらいの狭いテラスがあるが、やはり右側はすっぱりと切れ落ちている。北壁を登攀する人から言えば子供向けぐらいだろうが、高所恐怖症?の僕としてはあまり居心地はよくない。上の岩を登ると更に続きがあるようだ。 | |||||||
テラスから登ってくるTさんを覗く。壁に向かって右の切れ落ちた崖は、現場にを見てもらわないとよく分からないが、下の灌木まで高度があってちょっと怖い(写真右下)。でもなんだか楽しいような気もする(^_^)。 | |||||||
登った壁を上から俯瞰する。写真で見るとすたすた登れそうだが、ロープを使った方が無難だ。 | |||||||
次は壁の上部に乗っかったような岩を超えていく。 | |||||||
この岩もちょっと怖いが超えると傾斜も緩くなって一安心。石鎚山頂上の天狗岳に弥山方面から来た登山者がチラホラ見えている。 | |||||||
イシヅチボウフウの咲く尾根を北に少し進むと天狗岳だ。「え〜どこから来たの〜?」と不思議そうに声をかけられながら写真を撮ってもらった。プチ・クライミングは無事終了。 | |||||||
弥山から天狗岳を望む。やっと落ち着いて写真も撮れる。こちらから登るのが普通のルートだよ。お昼時の石鎚神社周辺は多くの登山者で賑わっていた。自分たちも登攀具を片付けて食事にする。 | |||||||
西方に二ノ森、西ノ冠岳が見える。緑がまばゆいばかりだ。よく整備された一般道を土小屋へ向かって下る。 | |||||||
(ヤマアジサイ) | (ミソガワソウ) | ||||||
名古瀬谷を挟んで望む瓶ヶ森は岩壁の上に笹原が広がっていてなんだかかっこいい。名古瀬登山口からの登山道は、支流の釜床谷に沿ってつづら折れについているようだがかなりきつそうだ。 | |||||||
土小屋を後にして石鎚スカイラインを面河方面へ下ると、入道雲を従えて聳える石鎚山が見えてきた。岩で遊ばせてもらった1泊2日の山旅だった。 |
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【今回のコース】 | |||||||
【垂直プロファイル】 | |||||||
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